“振り返るシリーズ” は紀行録で振り返れる内容を中心に、自身の知識で勝手に憶測して妄想するもの。
用語や考察は基本的にその時点で分かっている部分だけ、順を追って知って行く形にしたい。
とはいえ主な目的は「どんなストーリーだったっけ?」という感じで、気楽に思い出すためのもの。
既に世界設定本なども出ているので、あくまでお遊びである事を理解しつつ読んで頂ければ幸いだ。
関連記事: 邂逅編 / 侵攻編 / 真成編 / 起動編 / 律動編 / 天動編
デルタ編
概要
オメガによる検証が再開された。次なる試練の地は、被検世界「シグマ」。
解析も間に合わぬ状況での戦いを強いられることになった冒険者たちは、
響き渡る汽笛の音を聞く事になるのだった。
概要
シドとネロによる解析の結果、次に待ち受ける敵が「チャダルヌーク」という名であることが判明した。
列車に続いて、絵画が敵になるという状況に困惑する冒険者たち。
だが、シドの発想力とネロの技術力は、対抗策を完成させていた。
「チョコボの筆」と名付けられた怪しげな装置を手に、次になる検証に挑め。
概要
解析結果が示した次なる相手の名は、「ガーディアン」。
首都防衛用の兵器とされる存在だが、未知なる技術体系の産物だけに、
どのような攻撃を仕掛けて来るかはわからない。
力と力の真っ向勝負が予想される中、冒険者たちはふたたび被検世界「シグマ」に侵入する。
概要
被検世界「シグマ」における最後の戦いの相手は、驚くことにたったひとりの道化師だという。
その名は「ケフカ」。記録によれば、その男はかつて世界を破壊し尽くし、神へと上り詰めたとされている。
だが、ネロは不敵に微笑む。レベルチェッカーのプログラムを書き換え、情報支援を行ってくれるというのだ。
頼りになるような、ならないようなサポートを頼みの綱として、冒険者たちは決戦の地に赴く。
考察
考察に関しては後日追記。
振り返るシリーズ
“振り返るシリーズ” は紀行録で振り返れる内容を中心に、自身の知識で勝手に憶測して妄想するもの。
用語や考察は基本的にその時点で分かっている部分だけ、順を追って知って行く形にしたい。
とはいえ主な目的は「どんなストーリーだったっけ?」という感じで、気楽に思い出すためのもの。
既に世界設定本なども出ているので、あくまでお遊びである事を理解しつつ読んで頂ければ幸いだ。
関連記事: 邂逅編 / 侵攻編 / 真成編 / 起動編 / 律動編 / 天動編
デルタ編 / シグマ編
概要
オメガによる検証は、いよいよ最終段階へと入りつつあった。
そんな中、アルファグループとして勝利を重ねてきた光の戦士たちに対し、
オメガは残る被検世界の勝者との対戦を命じる。戦闘対象は、コード「プサイⅣ」。
オメガが生成した89体の疑似生命体のうち、勝ち上がったプサイグループの4体を、
さらに競わせ生き残った個体である。今、最強の1体との検証が始まる!
概要
最強の勝者たる「カオス」を撃破した光の戦士たち。
弱き存在であるヒトが成し遂げる、あり得ざる勝利という結果を前に、オメガはさらなる検証を提示する。
そして、対戦相手として提示されたのは、かつてオメガと伍して戦った存在……
原初の龍たるミドガルズオルムの再現体であった。
概要
ミドガルズオルムの再現体を打ち倒したことで、オメガは光の戦士たちアルファグループを、
直接戦うべき対象と認めた。ここに、オメガによる検証は真なる最終段階へと移行。
惑星「ハイデリン」の命運を賭けた決戦が幕を開けたのである。
概要
1度は退けられたオメガであったが、不可解な強さを見せる光の戦士たちを前に、
さらなる強化の手段としてヒトの姿を模倣する。
新たな姿を獲得したオメガは、いかなる進化を遂げたのか……。真なる最終検証がスタートする。
考察
考察に関しては後日追記。
おはよウリナマズ。セルマです。
いよいよ本日パッチ4.56実装! 皆々心待ちにしていたのではないだろうか。
当ブログのメジャーパッチ(今回は例外)実装当日更新恒例、メインクエストを振り返るシリーズ。
私自身、やはり期間が空いてしまうと忘れてしまうので改めて確認したい。
追記として、後にパッチ4.56にて実装される後半部分も追加する予定。
2019/6/20 パッチ4.56実装部分の追記完了。 追記部分にジャンプ:「追記分のみ読む」
概要
帝国属州から諜報活動を行っていたサンクレッドが戻ってくる。
通信を手掛かりに「永久焦土ザ・バーン」にてアルフィノを捜索するが、そこには不時着した飛空戦艦があれど、
彼の姿はなかった。
一方、ヒエンはドマの防備を固めるため東方連合の結成を決断。
さらに、ザ・バーンに遺された古代アラグの防御フィールドを張ることに。
そのエネルギー源はアジムステップの「楔石の虚」。
楔石の力を使う条件として、冒険者はサドゥと対決することになり、見事勝利する。
そして、エオルゼア同盟のアシエン対策会議が行われる。
しかし、その席で冒険者と賢者たちの頭に謎の声が響き渡り、サンクレッドが昏倒してしまう。
石の家にて再び謎の声が響き渡り、ウリエンジェとヤ・シュトラまでも倒れてしまうのだった。
概要
石の家にて、アリゼーは各地のギルドに協力を求め賢人たちの治療を試みるも、成果がなかった事を報告する。
倒れた原因が不明のまま、依然として彼らの意識は戻らず、昏睡状態が続いていた。
賢人たちが昏睡し、アルフィノの行方も分からないままでは――と頭を悩ませていた二人の前にクルルが到着。
賢人を診たクルルは、肉体から意思の力が感じられず、それはまるで魂が抜けだしてしまったかのようだと話す。
そこで“謎の声”を含め、魂を構成するエーテルそのものがどこかに呼ばれたのでは、と仮定。
以前のサンクレッド捜索の時と同様、意識の痕跡を辿れば何か掴めるかもしれないと、マトーヤのもとへ向かった。
手掛かりを掴むため、マトーヤの持つ『水晶の目』によってクルルが意思の痕跡を辿る。
しかし結果は、意志の痕跡が感じられないのではなく、それがプツリと消えてしまっていると言うのだ。
では“消えてしまった魂はどこへ?” 困惑する一同に助言したのはマトーヤだ。
肉体が生き続け、衰弱の兆候もないのであれば、魂もまたいずこかで存在している、と。
結果として魂はどこかに存在する事こそ分かったが、こと治療という意味では振り出しに戻った。
そんな折、アリゼーの耳に帝国の民衆派がアラミゴに亡命してきたとの連絡が入る。
引き続き魂の行方を探る方法を考えると話すクルルと別れ、冒険者とアリゼーはアラミゴへと向かうのだった。
概要
亡命した帝国の民衆派には、アルフィノと共に帝国に向かったはずのマキシマの姿もあった。
アルフィノらはドマを発った後、永久焦土上空にて皇帝親衛軍の襲撃を受け不時着。
脱出後も追撃を受けたが、そこで『影の狩人』と名乗りアシエンとの戦いを掲げる者らに救われたと話す。
生存者たちは素性を明かさない『影の狩人』に同行し、属州のひとつへと向かった。
そこで民衆派の同志と合流。共に避難をと誘うも、アルフィノはアシエンの追跡を続けると言ったそうだ。
アルフィノは『影の狩人』と共にアシエンを追い、マキシマらはアラミゴに亡命。
気になるのは逃避行の折に聞いた、反乱を起こした属州民らの勢力が一夜にして全滅――という話である。
相次ぐ属州の反乱に業を煮やした軍部が新兵器を投入。これにより抵抗活動は下火になりつつあるようだ。
また大規模軍事行動の前触れも感じられ、その進軍先は西、つまり目標がアラミゴ再侵攻であると判明。
ラウバーンは援軍の要請と防備の準備を指示した。
ようやく復興が始まったばかりのアラミゴが、帝国の再侵攻を防ぐのは容易ではない。
リセからヒエンに協力を打診して欲しいという願いを受け、冒険者とアリゼーはドマに向かう事になった。
しかしその時、2人の頭の中に再び“謎の声”が響き渡る――。
「その道――歴史――ならない――今 再び霊災のとき――時空を超えよ――門を開け――」
他の賢人らのように意識を失う事はなく、ひとまず安堵する一行。
原因が不明の事を論議しても仕方ない。今は眼前の問題を解決するため、改めてドマへと向かう事になった。
概要
ドマ町人地を訪れると、そこでは東方連合代表者による話し合いが行われていた。
アリゼーはヒエンに援軍要請の旨を伝えるが、復興が始まったばかりなのはドマも同じである。
故にまずはドマの防備を万全にするためにも、永久焦土地帯に防壁を築けるかが重要である事は明白だ。
起動エネルギー問題は解決し、ガーロンド社の協力も得たため、冒険者は起動実験に付き添う事となった。
起動実験は成功――皆々が喜ぶ中、帝国の小型艇が現れる。
とはいえ本来このような状況に備えるための防壁である。こと実験という意味では都合が良いという他ない。
小型艇はそのまま防壁へ激突。当然の事ながら突破は叶わず不時着する。
やがて小型艇から出て来た謎の人物が抱えていたのは、他でもない行方が分からなかったアルフィノであった。
謎の人物は冒険者に向かい「久しいな」と声を掛け、エオルゼアの英雄『光の戦士』と呼んだ。
冒険者は気付く――彼がかつて『漆黒の王狼』と呼ばれたガイウス・ヴァン・バエサルその人である事を。
彼は魔導城での一件のあとも生き延び、帝国に帰る事もなくアシエンを倒す復讐者として第二の生を得ていた。
アシエンを打倒するという共通の志を持っているのならば、とガイウスは知り得る情報を話し始めた。
アシエンには上位の赤き仮面、それに従う下位の黒き仮面の者がいる。
ただ赤き仮面にも階級があり、少数の『オリジナル』を名乗る者らが『転生組』なるその他を従えている。
既に消滅した『ラハブレア』、報告にも挙がった『エリディブス』、そして未だ謎に包まれる『エメトセルク』。
ガイウスは死んだはずのゼノスの肉体を操っているのは、調停者を名乗る『エリディブス』と睨んでいる。
『エリディブス』を追う中で、アルフィノと共に辺境の属州を探っていた折、全滅した反帝国勢力に遭遇。
その死因は『黒薔薇』という名の毒ガス兵器。かつて実戦投入の際に拒否した過去がある事をガイウスは話す。
つまりマキシマの言っていた反帝国勢力を全滅させた新兵器とは、この『黒薔薇』に他ならない。
今最も恐れるべきは、その『黒薔薇』がアラミゴとの一戦で使用される事である。
しかし精製工場へアルフィノと共に潜入。プラント共々、現像する『黒薔薇』は全て破壊。
いずれは再建されるだろうが、しばらく実戦投入はないとガイウスは言う。
ただ注目すべきは工場内で発見された命令書に、ごく最近の日付と共にゼノスの署名があったようだ。
またそこには古代アラグ文明の技術である、人造生命体の培養施設が存在。
ずらりと並ぶ培養装置の中には、初代ソル帝の若き姿をした人造生命体が入っていた。
悪趣味極まるこの所業が、アシエンによるものか皇帝によるものなのか――ガイウスはそれを見定めると話す。
共通の敵を持つ者として、今は争うべきではない。再会を約束し、ガイウスは再びアシエンの影を追った。
概要
ドマにおける後顧の憂いが無くなったため、援軍より一足先に冒険者はアラミゴの同盟軍本陣へと到着する。
ガイウスの生存、アルフィノの昏倒、『黒薔薇』の存在――必要な情報を交換する中で、
停戦交渉に皇帝であるヴァリス自らが応じるという返答があった事をリセが話す。
またその条件として、各国の代表に加え『暁』からも出席者を求められているようだ。
『暁』の代表者としてアリゼーが、更なる条件として『エオルゼアの英雄』である冒険者も参加する事となった。
各国と暁の代表に冒険者を加え、皇帝ヴァリスとの会談が始まった。
――ナナモは各国を代表し口を開く。
ガレマール帝国の支配はドマやアラミゴを見るに一時的なものであり、必ず綻びが生じる。
仮にここで同盟軍が敗北しようと、自由を求め戦い続ける。故にこの負の連鎖を止めなければならない。
こうして我々エオルゼア諸国、ドマ国の同盟関係のように独立を保ちながらも帝国と手を取り合えるはずだ、と。
――それをヴァリスは詭弁と一蹴した。
エオルゼアとてかつては国同士の戦争や内乱が絶えず、今なお『蛮族』との争いを続けている。
国が分かたれていれば、争いの種は尽きることはない。
故にすべての民がひとつの理想の下に集う必要があり、負の連鎖はそれによってしか断ち切れないと断言する。
その後も互いの主張は崩れず、平行線のままだった。
全てを奪われた隷属の先に平和などあるのか、帝国の支配は間違っていると話す同盟軍の面々。
強大な力のもとすべての民がひとつになる必要があり、相互理解などでは共存出来ないと話すヴァリス帝。
武力衝突しかないと思われたが、過去ではなく未来のための会談である事を気付かせたアリゼーの一言により、
一時中断し改めて話し合われる事になり、冒険者は各国の代表らと言葉を交わすのだった。
やがて会談が再開されると、代表たちはそもそも“帝国は一体何を求めているのか”を問う。
それに対し、ヴァリスは自らの理想の世界を“本来のあるべき世界 / 人類のあるべき姿”であると答える。
それぞれの種族に短所と長所を併せ持つ不完全さは、原初の時代『ひとつの民』だったものが分かれたため。
故に世界を統合し、真なる人へと至る必要がある。だからこそ帝国は突き進む――そう宣言したのだ。
しかしそれではアシエンと同じではないのか、皇帝自身もアシエンに唆されているのではないか。
各国代表が危惧する言葉に、ヴァリスは笑い、恐るべき一言を発する。
「そもそもガレマール帝国とは、アシエンが興した国家なのだから……。」
初代ソル帝こそアシエン。人の歴史に介入しやすくするため打ち立てた強国がガレマール帝国なのだ、と。
世界の再統合までは、或いはアシエンに協力もしよう。
だがそれを成した時、ひとつの完璧な生命となった真なる人の国家を創る――その果てに異形は全て排除する。
これこそがヴァリスの目的だ。故に我らに隷属せよ、負の連鎖を断ち切るならばこれしかないのだと語った。
霊災を起こし、多くの人々を犠牲にした先にこそ掴むべき未来がある――そんな言葉を、各国の代表は否定する。
どう足掻いても相容れぬと、そう断言する言葉を受け、最後にヴァリスは『エオルゼアの英雄』に問う。
だが答えなど決まっている。犠牲は容認出来ないし、アシエンは必ず打倒する。
英雄の言葉を以って、同盟軍の総意は決まった。交渉は決裂し、開戦の狼煙が上がったのだ。
概要
エオルゼア同盟軍と東方連合の力を合わせたとて、帝国の総力に勝つにはかなり厳しい戦いになるだろう。
しかし霊災を、あの悲劇を再び起こそうとする帝国を前に、膝を屈する事は断じてあってはならない。
英雄たる冒険者と、今や暁の代表であるアリゼーは東方連合軍と共に戦列に加わる事となった。
西州アルデナード小大陸と北州イルサバード大陸とを結ぶ、唯一の陸路『ギムリト』地方。
アラミゴ解放に伴い、エオルゼアとガレマール帝国領の境界となったこの地で、連合軍の決死の抵抗が始まる!
戦火を掻い潜り、同盟軍の面々と共闘しながら、幹部と思われる2名の帝国兵を撃退。
帝国軍に大打撃を与え、一旦敵の部隊が本陣へと退いたところでアリゼーらと合流する。
ひとまず一時の勝利を喜びあっている最中、再度“謎の声”が冒険者とアリゼーの頭に響き渡る。
「停滞の光――姿なき死――破滅を退けるのは――汝なり――門を――開け――」
かろうじて冒険者は無事だったものの、遂にアリゼーまでもが意識を失い倒れてしまう。
アリゼーの症状も他の賢人らと同じようだ。
マトーヤやクルルの協力も空しく、未だ治療に関する手立ては見つかっていない。
しかし帝国との戦端は開かれたばかり、昏倒の調査進展を待ちつつ、今は戦いに備えるしかない。
概要
ギムリトでの一戦以降、散発的に戦闘こそ行われているがどちらも決定打に至らず、一進一退の状態が続く。
一方的かと思われた戦局が膠着状態なのは、帝国に何らかの事情があり総力を投入していない事に加え、
斥候の情報でヴァリス帝も本国へ引き返した事にあるとラウバーンは話す。
或いは今こそ好機であるかもしれない――そう思わせた折、帝国側に東方から援軍が来たとの伝令が入った。
その援軍は次々に味方部隊を撃破し、それを率いているのがゼノスともなれば突如の快進撃も頷ける。
ヒエンやリセらの部隊が何とか持ちこたえているようだが、ゼノスの相手ともなれば冒険者に頼る他ない。
本陣を守るラウバーンに見送られ、前線へ移動しようした矢先――再び謎の声が響く。
「駄目だ――どうして――今度こそ――正しき門を――」
よもや冒険者までもがここにて来て倒れてしまうのではないか――心配するラウバーンに応え、
今は目前の仲間を救うべく、冒険者は改めて前線へと足を進めるのであった。
一方、国境付近においてゼノスと対峙するヒエンたち。
元より人の枠組みを超えた力を有していたゼノスだが、現在となってはアシエンである疑いが強くなっている。
事実ガレアン人であるにも関わらず魔法を使うゼノスを前に、ヒエンらは為す術もなく倒れていく。
刺し違えてでも奴を止める――決死の決意をしたヒエンの目に、駆け付けた冒険者の背中が映った。
光の戦士と呼ばれる冒険者の登場に、しかしゼノスは驚いた様子もなく久しいなと声を掛ける。
最早語るべき言葉も無し。冒険者は今一度、かつての最強と激戦を繰り広げる――。
激闘の末に勝利したのは冒険者と思われたが、まるで蘇生するかのようにゼノスは再び立ち上がる。
ゼノスの肉体がアシエンに乗っ取られているであろう事は、既に確信に至ったと言って良いだろう。
そしてこの場でゼノスを打倒出来るのは冒険者のみである。
故にこの激闘はまだ終わらないのだと思われたその刹那――謎の声が駆け出したその足を止める。
「届け――今度こそ――」
必死なその言葉は、今となっては完全にゼノスを勝利に導く一歩となった。
或いは生前の彼なら違ったやもしれぬが、アシエンと化したゼノスは冒険者へと刀を振り下ろした――。
気付くと冒険者は、謎の空間に立っていた。
自分は一体どうなったのか――周囲を見渡すと、聞きなれたと言っても過言ではない声が“耳に届いた”。
そう、振り返るとそこには、これまで声を届けてきたであろう主と思われる人物が立っていたのだ。
呼び声の主は、どこか安心したような言葉を口にすると、冒険者へ忠告する。
「冒険者よ、英雄よ、どうか聞いてほしい。
お前はその戦いに、勝っても負けてもいけない。進む道そのものを違えているのだ」
「正しきに至るすべての鍵は、こちらにそろっている。そして、我々もまた、お前の力を求めている……」
呼び声の主は何を言っているのか――お前は誰だ、戦場に戻せ。
仲間たちを奪い、今冒険者すら危機に陥れたと思わせるような彼は、しかし時間がないと言葉を続けていく。
曰く、「クリスタルタワー」の周囲に自身が用意した装置がある。
いわば目印の役目を持つそれは、転移の成功率を上げられる。故にその装置を探して欲しい、と。
そして手のを差し伸べ――「第一世界で待っている」――彼はそう言い残し、冒険者は光に包まれた。
やがて目覚めると、そこはイシュガルドだった。
仲間たちのもとへ駆け付け、ゼノスとの戦いの最中に謎の声によって隙を与えてしまい、振り下ろされた刀。
自分はあの後どうなったのか、ゼノスはどうなったのか――混乱する中、やってきたアイメリクに問う。
聞けば間一髪のところで救援が入り、ゼノスに手痛い一撃を加え、冒険者を運び出した人物がいたのだそうだ。
助けるや否や去っていったのがいかにもエスティニアンらしいと聞かされれば、冒険者も笑みを浮かべる。
またゼノスという中核を失った事で、国境地帯の戦闘は再び膠着状態へと戻ったと話す。
そしてそんなエオルゼア同盟軍や東方連合の健闘を受け、属州で反帝国運動が再熱し始めていた。
極めつけは帝国内でも皇位継承権を持つ皇族の一部が、不穏な動きを見せているようだ。
勝ち目のない戦に光明が見えた事に一安心した冒険者は、「暁」の皆やアリゼーの安否を問う。
それに対しアイメリクは彼らが変わらぬ昏睡状態である事を告げると共に、冒険者自身を労わって欲しいと話す。
盟主一同、感謝していると同時に、君にこれ以上無理を強いることは出来ない、と。
これを機に冒険者には休んで欲しい旨を伝えると、アイメリクはとある淑女からの伝言があると話し出す。
「多くの仲間が倒れてしまったが、それでも、まだあなたはひとりではない。
あなたが帰るべき「家」で待っている」と。
未だ戦闘が続く前線から離れ、冒険者は“帰るべき「家」”に戻った。
そこには馴染みの顔ぶれに加え、仲間たちの危機を耳にして東方から駆け付けたタタルの姿もあった。
冒険者はこれまでにあった事をタタルや石の家の皆々に話し出す――。
タタルはその話を受け、呼び声の主の言う「すべての鍵はこちらにある」という事は、
すなわち皆の魂がその人のもと(第一世界)にあるのではないかという考えを示す。
なるほど呼び声の主の言葉が真実であるのならば、その仮説は間違っていないと思われる。
一度敗れかけたゼノスの姿をしたアシエン――奴を打倒するには「暁」の面々の力が不可欠だ。
ならば今や唯一の希望とも言える冒険者が、彼らを救い出しアシエンを止める他ない。
呼び声の主が言う「装置」を皆で協力して見つけ出し、冒険者は「第一世界」を目指すのだった――。
つづく
Ultimaサーバー在住。
時々世界を救う光の漁師。
@SHIMUKA_BAW
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