“振り返るシリーズ” は紀行録で振り返れる内容を中心に、自身の知識で勝手に憶測して妄想するもの。
用語や考察は基本的にその時点で分かっている部分だけ、順を追って知って行く形にしたい。
とはいえ主な目的は「どんなストーリーだったっけ?」という感じで、気楽に思い出すためのもの。
既に世界設定本なども出ているので、あくまでお遊びである事を理解しつつ読んで頂ければ幸いだ。
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概要
ガレマール帝国軍第XIV軍団が、バイルブランド島東岸に築いた拠点、カストルム・オクシデンス。
その目的は、他のカストルムと異なり、資源採掘でもリムサ・ロミンサ攻略の橋頭堡の確保でもなかった。
彼らの目的は、第七霊災時に落着した、古代アラグ文明の遺物「ダラガブ」の破片。
貫かれた地脈が創り上げた、偏属性クリスタルが渦巻く洞穴の底で、待ち受ける存在とは……。
用語
偏属性クリスタル とは?
ダラガブの破片が地脈を貫き、噴出したエーテルが結晶化したもの。
月の衛星『ダラガブ』 とは?
古代アラグ帝国の人工衛星。形状は円形で、いくつものラグナロク級拘束艦が突き刺さっている。
内部に蛮神『バハムート』を拘束。メテオ計劃(「時代の終焉」参照)でバハムートがダラガブを破壊。
蛮神『バハムート』 とは?
元は七大天竜の一翼を担っていたのだが、死後蛮神として復活した。
概要
メテオ探査抗を深部へと進む一行は、地下912ヤルムの地点でふたたび防衛機構に遭遇する。
古代アラグ文明の魔科学により作り上げられた、不気味な球体状の防衛システム群が、
侵入者を排除するため動き出す。
用語
アラグの防衛機構 とは?
ダラガブ――ひいては拘束しているバハムートの防衛を目的としている、主に球体状の防衛システム。
概要
地下1223ヤルム。
アリゼーと光の戦士たち一行は、地中に埋没していた巨大な構造物を発見する。
それは、カルテノーの戦いの折、砕け散ったダラガブから脱落した剣状の物体、ラグナロク級拘束艦であった。
警戒しつつも、機関部から艦内に侵入した一行は、さらに深部を目指し進むこととなる。
用語
ラグナロク級拘束艦 とは?
ダラガブに突き刺さる形で、バハムートを拘束していた剣状の戦艦のようなもの。
概要
地下1524ヤルム。
機関部の端に到着したアリゼーたちは、稼動隔壁を動かす事で昇降機代わりに利用することに成功する。
ラグナロク級拘束艦の艦首方向に向けて動き出す隔壁。
だが、古代アラグ文明の防衛機構は、侵入者たちを放置しておくことはなかった。
概要
迫り来るアラグの古代兵器との激闘を制した、アリゼーと光の戦士たち一行。
稼動隔壁に乗り、地下1910ヤルムまで降下することに成功する。
しかし、そんな彼らの前に、上空から凶暴な刺客が舞い降りる。
首にアラグの拘束具を巻き付けた、古のドラゴン族が……。
第七霊災の真実を確かめるためには、さらに深部を目指さなければならない。
光の戦士たちは戦いの覚悟を決める。
考察
1.蛮神『バハムート』は第七霊災後、どうなったのか。
第七霊災の真実を求め、アリゼーと共にガレマール帝国の拠点から偏属性クリスタルが渦巻く洞窟へと侵入。
古代アラグ文明の防衛機構に行く手を阻まれながらも目にしたのは蛮神『バハムート』の翼。
“未知なる蛮神の存在”はやはりバハムートであったのだろうか?
翼の存在はバハムートの生存を少なからず示唆する。
何故なら思い返してみて欲しい、本来蛮神は倒されるとエーテルに帰するのだ。
となれば、このように形を残しているのは他ならぬ蛮神『バハムート』の生存を意味しているのではないだろうか。
2.アリゼーの考える“エオルゼア新生”の要因。
“時代の終焉”トレーラーで、まさにエオルゼアに蛮神『バハムート』の手によって終焉が訪れた事は確認出来る。
そこからエオルゼアは“元の姿に戻る”のではなく“新生”した。その理由はいずれ判明するだろう。
ともかく、崩壊の限りを尽くしたエオルゼアの大地が再生したのは一体何故なのだろうか。
その点についてアリゼーは、蛮神『バハムート』がエーテルへと還り、その大量のエーテルが大地を再生させたと
考えていたのだが、前述したように1層にて翼、5層にて手を確認した事でそれが間違いであると気付いた。
(バハムートが生きているならば、大地にエーテルが還元される事はないという考え)
3.ドラゴン族の拘束装置に関するアリゼーの所見。
5層に至るまで数多くの障害に阻まれてきたが、それはあくまでアラグ文明の防衛機構であった。
ところが5層では制御装置らしき拘束具を付けられたドラゴンと対峙した。
ドラゴンの防衛機構――これはアラグの古代文明がドラゴンをも自在に制御出来る技術を有していたと瞠目する。
そこでアリゼーは竜と争いを続けるイシュガルドを例に出し、帝国の目的にはその技術でイシュガルドを
狙うという側面もあったのではないかと推測している。
正誤はともかくとして、確かにそれは一理あると同調出来るのはないだろうか。
4.そもそも“邂逅編”はどのようにして最深部へ到達したのか。
帝国軍の拠点から侵入し、最終的にバハムートを目視出来る位置まで辿り着いたわけだが……。
雑なイメージとして、恐らく邂逅編でアリゼーと光の戦士たちはこのようなルートを通ったのではないだろうか。
……何だろうね、これ。幼稚園児が描く地図の方が余程マシに見えてくるよね!(血涙)
何故崩壊したはずのダラガブに刺さっていた拘束艦が、このようになっているのかは後々判明するだろう。
まとめ
大迷宮バハムート 邂逅編は、その名の通り“バハムートと邂逅するに至るまでのお話”でした。
半信半疑ながら進むアリゼーも、最深部での修復を行うバハムートを見てしまっては否定のしようもないだろう。
ただ彼女を更に混乱させたのは、何も言わず立ち去った祖父ルイゾワ。
果たして光の戦士とアリゼーは、第七霊災の真実を知ることが出来るのか――侵攻編につづく!